第56回日本レコード大賞が30日、東京・新国立劇場で発表され、ダンスボーカルユニットの三代目J

 Soul

 Brothersが「R.Y.U.S.E.I.」で大賞を初受賞した。デビュー4年目で音楽界最高の栄冠を手にした。

 「大賞は三代目J

 Soul

 Brothersです!」。名前が呼ばれた直後、NAOTO(31)ELLY(27)登坂広臣(27)らの目に涙が浮かんだ。NAOTOは「とにかくうれしいのひと言です。EXILEのメンバーに、ファンに少しでもやっと恩返しができた」と言って男泣きした。

 デビュー4年目。これまでも若い女性ファンには圧倒的な支持を得ていたが、NAOTOは「自分たちをもっと多くの人たちに知ってもらいたいとの思いをずっと持っていた」という。そんな時、出合ったのが「R.Y.U.S.E.I.」だった。同曲はCD売り上げが35万枚を突破。ユーチューブの再生回数も1800万回を超え、性別や年代を超えて受け入れられた曲だった。

 表彰式ではグループのプロデューサーでもあるEXILEのHIRO(45)も登壇した。「感動しています。メンバーも親孝行出来たと思う」と目を細めた。歌唱直前には、士気を鼓舞するために「EXILE魂をパフォーマンスで発揮してください」と記したメールを全員に送信。番組終了後、最優秀歌唱賞のEXILE

 ATSUSHI(34)もメンバーのもとに駆け寄り、両手でガッツポーズを作って祝福した。

 昨年、EXILEが前人未到の4度目の栄冠を手にしたレコード大賞。そのバトンを今年は弟分が受け継いだ。両グループに所属するNAOTOと小林直己にとってはレコード大賞56年の歴史で初めてという、異なるグループでの“連覇”にもなった。

 今日31日には、NHK紅白歌合戦に3度目の出場を果たし、来年春には初の単独ドームツアーも待っている。頂点を極めた7人組の疾走は止まらない。【松本久】