V6岡田准一(31)がアクションスター街道を猛進している。主演映画「図書館戦争」(佐藤信介監督、来年4月27日公開)の撮影現場がこのほど公開された。原作は作家有川浩氏の人気小説シリーズ。架空の現代を舞台に、不当な検閲から本を守る図書館隊員の命がけの戦いと恋を描く。

 銃撃戦の発砲音数は5000発以上。全編の半分がアクションだが、銃撃戦が多い。銃撃戦撮影が行われたのは、茨城県常総市内の閉鎖されたショッピングセンター。現実感を出すため床じゅうに4万冊の雑誌や本を散乱させた。窓が閉め切られ、ほこりが立ちこめる中、岡田は9ミリ機関銃を手に撮影に臨んだ。

 映画化もされた人気ドラマ「SP」シリーズから、アクションに自信を持つ。インストラクター資格を持つフィリピン武術のカリやジークンドー、修斗の練習を今も多い時で週5、6日行う。「アクションは役者としての武器の1つ。自信を持ってトレーニングを積んでいる。やれるものと思っているので今後もどんどんやっていきたい」。

 新たな一面ものぞかせている。後輩隊員で恋の相手に発展する、栄倉奈々演じるヒロインを厳しく指導する設定。普段はおっとりしている栄倉に「鬼教官ぶりは台本以上。ちくしょう!

 みたいな気持ちになって燃えますね」と言わせるほど刺激している。栄倉の頬をはたく場面もあり、「泣かれてしまい、その後のセリフは罪悪感で動揺しまくりでした」と明かした。一方で「結構Sっ気に目覚めました」と大胆発言も飛び出した。心身ともにタフに進化し続けている印象だ。

 共演にも田中圭、栗山千明、福士蒼汰、石坂浩二ら豪華な顔ぶれがそろった。【近藤由美子】