北海道旭川市の旭山動物園の焼却炉に30代女性の遺体を遺棄した疑いがあるとして、道警が同園に勤務する市職員で夫の30代男性を任意で事情聴取していることが24日、捜査関係者への取材で分かった。「焼却炉に妻の遺体を遺棄した」との趣旨の供述をしているといい、道警は同日、園内で現場検証した。

捜査関係者によると、女性とは先月下旬ごろから連絡が取れていない。今月に入って女性の関係者から相談があり、23日から男性に事情を聴いている。道警は遺体が焼却された可能性も含めて調べる。

旭山動物園は夏の営業に向け、今月8日から28日まで休園している。園内の関係者用入り口付近にある焼却炉前には24日午後、道警の捜査員が集まり、写真を撮ったり、周辺をブルーシートで覆ったりしていた。

市によると、焼却炉は飼育する動物が死んだ後に焼却する施設。23日に事情聴取の情報を把握したといい、今後の対応を協議するとしている。

同園は動物の生態を自然な形で見せる「行動展示」を取り入れ、全国有数の人気動物園となった。園内をペンギンが散歩するイベントは毎冬の風物詩となっている。(共同)