東京湾アクアラインをコースの一部とする、第3回ちばアクアラインマラソンが23日、千葉県木更津市で行われ、フルマラソン、ハーフマラソン、車いすマラソンの3部門で1万5000人を超えるランナーが出走した。

 森田健作知事は、上位ランナーの表彰式で「最初は、アクアラインでマラソンなんてできるはずがないといわれたが、3度目を迎えた。みなさまのおかげです」と、あいさつ。「千葉県は4度目(の大会開催)に向けて頑張るからね。東京マラソンを抜くまで、頑張ります」と、「東京マラソン超え」を宣言。「絶えず、上を見ていく。東京マラソンに負けないようにやりたい」と、意欲を示した。

 20年東京五輪・パラリンピックにおいて、幕張メッセで計7競技が開催されることが決まってから、初めての大会。今回は、外国人選手が約500人参加した。森田氏は「五輪、パラリンピックを前に、どうおもてなしをするか、外国の方を迎えるかという面で、(運営方法の)基礎になったのではないか」と、強調。「大人だけでなく、県内の学生たちもいろんなイベントに参加してくれた。まさにチーム千葉になったと、誇りに思う」とも述べた。

 次回開催は、再来年の18年秋が予定されている。森田氏は「地域が1つになってやっていくので、2年に1度くらいの開催が妥当だと思う」と述べた。

 フルマラソンは、男子が千葉健太、女子が山口遥がそれぞれ優勝。ハーフマラソンに出場した公務員ランナー川内優輝が、2位に入った。