塩村文夏都議(38)は7日、著書「女性政治家のリアル」(イースト新書)出版を機に自身初の政治資金パーティーを都内で開いた。

 14年6月の都議会定例会で一般質問に立った際「セクハラやじ」を受け、都議会の体質問題に注目が集まったことを振り返り、「最近の豊洲や東京五輪問題にも結びついて考える人も多いと思う」と、問題山積の都政に苦言を呈した。

 先月、閉会した定例会では盛り土がなされなかったなどの豊洲市場問題が大きく取り上げられた。小池百合子知事が挑んだ初の定例会でもあったが、虚偽の証言をしたりすると、禁錮や罰金が科せられる「百条委員会」の設置は議会によって否決された。

 塩村氏は設置に賛成した立場から「百条委を開けば一発で解決する」とあらためて主張した。