将棋の史上最年少プロ、藤井聡太四段(14)の最多連勝記録となる29連勝がかかった第30期竜王戦決勝トーナメント1回戦の増田康宏四段(19)戦が26日午前10時から、東京・千駄ケ谷の東京将棋会館で始まった。

 振り駒で「と金」が3枚出て、藤井四段が先手となった。40社100人もの報道陣が詰めかける中、初手2六歩と飛車先の歩を突き出した。

 相手の増田四段は昨年の新人王戦の優勝者。今年、非公式で行われたインターネットテレビ局Abema(アベマ)TVの番組企画で藤井四段と対戦した際には、敗れている。

 持ち時間は各5時間。同日夜に決着する見込み。