いまや「秋の風物詩」として、すっかり定着したハロウィンをテーマにしたイベントが関西のホテルでも活況を呈している。非日常の特別なひとときを演出しようと、ホテル側も趣向を凝らしている。

 ANAクラウンプラザホテル神戸(神戸市中央区)では、「ティーラウンジ ザ・ラウンジ」のデザートブッフェを「ハロウィン仕様」にして、「ミミズゼリー」や「目玉のムース」、「魔女の指」など、一見おどろおどろしいスイーツ・メニューを用意した。田上博基製菓・製パン料理長も「インスタ映えする」と胸を張るが、今年は10月14日のディナータイムで初めて「ナイトデザートブッフェ」(12歳以下は入場不可)といった大人のハロウィンを提案する。最上階のレストラン&バー「Level36」でも同27日に大人限定のパーティーを開催。オレンジ、黒のハロウィンカラーをドレスコードに、「怪しく彩られた空間で、血のお風呂をイメージしたビーツのカルパッチョなど、ひと味違うイタリアンをお楽しみいただけます」。「カジュアルダイニング ザ・テラス」でも10月の土・日・祝日限定でブッフェに「ハロウィンサービス」を実施。お馴染みのカボチャグラタンなどを用意するほか、フェイスペインティングや仮装で訪問すると、オリジナルのブラックカクテルをプレゼントされる(12歳以下の子どもはキャンディ)。詳細は同ホテルHP(http://www.anacrowneplaza-kobe.jp)を参照。

 ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド(神戸市中央区)では、10月31日まで、目の前に神戸港の夜景が広がる開放的なガーデンテラスで、「ラ・スイート オクトーバーフェスト&ハロウィーンナイト」を開催中。ドイツビールとドイツ料理のマリアージュをハロウィーン仕様で提供する。予約時に「トリック・オア・トリート」と伝えると、サプライズプレゼントがもらえる。詳細は同ホテルHP(https://www.l-s.jp/)を参照。

 帝国ホテル大阪(大阪市北区)でも、「イチゴ」、「コールド・デザート」に続く、3番目のキーワードとして「ハロウィンスイーツブフェ~秋の味覚~」を企画した。りんご、洋梨、かぼちゃ、栗、さつまいもなど女性に人気の秋の味覚を、見た目も楽しいハロウィン仕立てにした。ロビーラウンジ「ザパーク」で、9月1日からいち早く開催中で、10月31日まで(平日は15時~16時半、土日祝は16時~17時半)。詳細は同ホテルHP(http://www.imperialhotel.co.jp/j/osaka/)を参照。

 リーガロイヤルホテル(大阪市北区)でもホテル内の「ブティック」でハロウィンモチーフのチョコレートや、スイーツ、パンなどを取りそろえた。中でも、「グルメブティック メリッサ」のスペシャルケーキ「カヌラー・ド・ファントム」は、「いたずら好きなおばけたちを閉じ込めたデザイン」が特徴の10個限定の特注品。7日前からの予約制で、予約期間は10月24日まで、引き渡し期間は10月の1カ月となっている。詳細は同ホテルHP(https://www.rihga.co.jp/osaka)を参照。