東京都の小池百合子知事は19日、都庁で定例会見を行い、来年9~10月に移転する方針の豊洲市場について、初めて「安全宣言」を出す方針を示した。

 「ワンフレーズではなく一連の取り組みを進めたい」として、土壌汚染の追加安全対策工事を確実に進め、正確な情報を伝え、都民や市場業者の理解を得る努力を重ねるとした。その後、専門家会議による対策工事の有効性確認、農相の認可手続きが必要だが、小池氏は「安全面の確認が取れた段階で、開設者としてしかるべき対応をする」と、知事による安全宣言を出す考えを示した。