幕末の志士・坂本龍馬の命日にあたる15日、龍馬と出身地の高知の魅力を伝える記念イベント「龍馬150メモリアルセレモニー」が、都内の高知県アンテナショップ「まるごと高知」で開催された。

 この日は、慶応3年11月15日に京都で暗殺された龍馬の没後150年目の命日であり、誕生日。オープニングでは、主催者の高知県地産外商公社・戸田泰史事務局が「全国にもたくさんいる龍馬ファンに、龍馬の生きた時代や志士たちに思いをはせていただければ」とあいさつ。詰めかけた大勢の来場者が、まるごと高知の佐々木誠店長の発声で献杯・乾杯した。

 同店2階のレストラン「TOSA DINING おきゃく」では、高知名産の食材を使った限定メニュー「龍馬御膳」を事前申込者に提供。高知県観光特使のシンガー・ソングライター丸本莉子が、高知女子旅応援ソング「がんばる乙女~Happy smile again~」などを披露した。

 さらに、同じ高知県観光特使で幕末史に造詣が深いタレントのビビる大木が登場。「知れば知るほど不思議な人」という龍馬の人物像に迫り、中岡慎太郎やジョン万次郎ら幕末期に活躍した人物に触れながら、幕末から明治維新にかけての歴史の魅力を2時間以上も熱く語った。150年経った現在も謎とされる龍馬暗殺の真相について、さまざまな説やトリビアを紹介。「(龍馬好きとして知られる)武田鉄矢さんが『いまだにオレたちはこうして坂本の話でメシを食わせてもらっている。だからすごいんだ』とおっしゃっていました。本当にそのとおり」と、偉大さをかみしめていた。