東京のランドマークが、新しく生まれ変わる-。東京タワー(東京都港区)を運営する日本電波塔の前田伸(しん)社長(55)はこのほど、工事中の特別展望台(高さ250メートル)を3月3日から「トップデッキ」としてリニューアルオープンし、体験型のアトラクション「トップデッキツアー」を開始すると発表した。2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピックに向けて、タワー業界初の試みで、観光客を迎え入れる。

<東京タワーのトップデッキツアー>

(1)2次元コード受付

 まずは、フットタウン1階の「トップデッキレーン」で受け付け。インターネット予約時に発行される2次元コードで、待ち時間なく案内される。必要な場所で自動音声が流れる音声ガイドを受け取り、エレベーターで高さ150メートルのメインデッキ(大展望台)へ。

(2)タワーの歴史勉強

 トップデッキゲートを通り「タワーギャラリー」へ。ここからはツアー参加者のみ体験できる。東京と東京タワーの歴史、世界中のランドマークの景観なども楽しむことができる。

(3)秘密ライブラリー

 次の扉を開けると「シークレットライブラリー」が待っている。詳細はその名の通り、行ってみてのお楽しみ。報道陣にも秘密。

(4)今の東京イメージ

 「プラットフォーム」に抜けると、現代の東京をイメージしたシックな空間と、東京タワーオリジナルのアロマの香りが迎えてくれる。眺望のお供に楽しめるフリードリンク(緑茶、スポーツドリンクの2種類)と、フォトカード撮影のサービスもある。

(5)鳥になり街見渡す

 大きな窓ガラスで街並みを見渡す。鳥になった気分。エレベーターで、いよいよツアーのクライマックス「トップデッキ」へ。

(6)ついにファイナル

 ついにツアーもファイナルへ。「東京の未来を映し出す鏡」をイメージした「ジオメトリックミラー」と「LED照明」が使用された空間で、ゆっくりと景色を楽しむことができる。呼び出し振動端末により、帰りも待ち時間なく下りのエレベーターに案内される。