史上最年少プロ棋士、藤井聡太六段(15)と井上慶太九段(54)の王将戦1次予選が28日、関西将棋会館で行われた。藤井にとっては中学生としては最後の対局となる。自身2度目の17連勝を目指す。

 振り駒の結果、藤井が後手に決まった。午前10時、お互いに深々と一礼し、対局を始めた。

 井上は順位戦A級通算3期。現在は日本将棋連盟の理事を務める。大の阪神ファンとしても知られる。

 藤井の17年度の最終対局になる。すでに17年度の記録全4部門(勝率、勝利数、対局数、連勝)の1位が確定、最年少「4冠王」となった。

 持ち時間は各3時間。夕方には決着する見込み。