ザギトワにも勝る、かわいらしさだった。秋田犬保存会は3日、秋田・大館市桂城公園で、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)女子フィギュアスケート金メダルのアリーナ・ザギトワ(15=ロシア)に寄贈する秋田犬を初披露。
式典に登場すると、観衆からは悲鳴のような大歓声だった。白毛、虎毛を含む5匹の候補の写真からザギトワが「赤毛」を選択。2月15日生まれのメスで、名前は「MASARU(まさる)」に命名。31日にモスクワに渡って初対面する予定だ。
秋田犬に約60年関わってきた生産者の浜田正巳さん(79)は「こんなに美人な子犬に出合ったのは初めて。まさに秋田美人」と“わが娘”を喜んで送り出す。父大平(たいへい)は全国大会で受賞歴がある良血。「おちゃめで活発で好奇心の強い子」と紹介した。
秋田犬保存会の遠藤敬会長(49)も「これを機に日本が誇る天然記念物が、世界にさらに普及してほしい」と期待した。ザギトワからは「私のもとに届くのが楽しみ。日本の皆様、すてきなプレゼントをありがとう」とメッセージが届いた。【鎌田直秀】
◆秋田犬 秋田県北部原産の日本犬で、1931年に国の天然記念物に。柴犬、北海道犬など日本の6犬種の中で唯一の大型犬。山岳狩猟犬「マタギ犬」として古くから人間に飼育されていたとされる。読み方は、秋田犬保存会では「あきたいぬ」としている。

