パラスポーツの競技や選手を応援した作品を表彰する「BEYOND AWARD 2018」の授賞式が14日、都内で行われた。

選手へのメッセージを込めた絵てがみと音楽の2部門で、37の個人とグループが表彰された。東京都の小池百合子知事は「パラスポーツを応援したい気持ちがこもった作品ばかり。全員に『都知事賞』をあげたい」。小学生低学年や小学生未満も参加した絵手紙部門では、ボッチャやゴールボールなど具体的な種目を描いた作品も多く、小池氏は「パラスポーツがいろんな世代に知れ渡ってきたのかなと、うれしく思います」。

審査員の1人で教育評論家の尾木直樹氏は高校生だった64年、前回の東京パラリンピックをテレビ観戦した。「当時は『すごい』と思ったが、どこか距離感を感じた。今回は心がつながっている。互いを認め合う日本社会へのステップになるのでは」と、パラリンピック成功に期待を示した。