桜田義孝五輪相(68)は6日午後、報道各社の合同取材に応じ、北朝鮮が東京五輪に参加する場合、拉致問題を解決した状態が望ましいとの考えを示した。

一般論として「スポーツと政治は切り離し、多くの国が参加することが望ましい」としたが、加えて「本当に日本中が喜ぶのは、拉致問題を解決して、北朝鮮の人が日本に来ていただくことだ」と述べた。

1日も早い解決を前提としながら「最低限、五輪までに、喜んで北朝鮮選手団を迎えられる国際環境を整えてほしい」と主張。開会式の入場行進を例に挙げ「みんなパチパチパチと拍手をしている時に、北朝鮮選手の時だけ、日本人の拍手がなかったり、ブーイングが出たら、五輪ムードを壊してしまう」と懸念した。