21日発売の「週刊新潮」が報じている、芸能事務所の社員が社長からうけた壮絶なパワハラについて21日、この社員が加害者に対して刑事告訴する方針であることが分かった。

この社員は22日に、代理人の弁護士同席のもと、都内で、会見するという。刑事告訴に加えて、損害賠償を請求するという。

同誌によると、このパワハラが起きたのはファッション誌「Popteen」の元モデルなどが所属する芸能プロダクションの忘年会。2015年12月20日だったという。加害者はこの芸能プロの社長で、被害者は当時23歳の社員だった。頭を押さえられたこの社員が、しゃぶしゃぶ鍋に顔をつけられるという、衝撃のパワハラだった。証拠として同誌のウェブ版が報じた動画によると、こんろの火はついたままで、女性の悲鳴がひびき、苦しみの表情を浮かべた社員がのけぞっているという、パワハラ動画だった。

この社員の代理人弁護士によると、社員の事件翌月の給料は8万円だった。さらに、鍋に顔をつけられる前に、ビール15杯、レモンサワーをピッチャーで2~3杯飲まされていたという。そのほか、この社長は「自ら鍋に頭を突っ込んだ」と行為を否定しているという。