安倍晋三首相は6日の参院法務委員会で、移民政策についての見解を問われた際、親が外国籍を持つ卓球の張本智和や、女子テニスの大坂なおみの活躍に対する感想を問われ、「同じ日本人として誇りに思う」と述べた。

 

国民民主党の桜井充氏が「両選手をどう評価しているか」と質問したのに対し、答えた。首相は「ご両親は日本では生まれていないが、将来日本で頑張ると決意して日本に来られた。そういう方が、日本を代表して頑張ってくれることは、非常にうれしいことだ」と述べ、両選手が日本代表として活躍していることを高く評価した。

 

その上で、外国人に日本に生活者として入ってもらうことを考えた方がいいのでは、と質問されると「たくさんの外国人が入ってくると、これまでの習慣や生活の伝統が崩されると心配している方も多い」と懸念を表明。「安倍政権としては、いわゆる移民政策をとることは考えていない」と強調した。