同性間の結婚が認められないのは違憲だとして、同性カップル13組がバレンタインデーの14日、東京地裁など全国4カ所の地裁で一斉提訴した。

提訴した原告カップルは20代から59歳までの13組26人。東京地裁では原告6組12人が提訴した。訴状提出時には、顔出し可能な原告が取材に応じた。

相場謙治さん(40) 結婚の平等を問う戦いが始まる。全国のセクシュアルマイノリティーの人たちと、心をともに戦っていきたい。

古積健さん(45) ここに参加できない仲間たちとともに、頑張って戦っていきたいと思います。

中島愛さん(40)今日が日本の歴史の中で、同性婚が認められるスタートの1歩になればいいなと思っています。

バウマン クリスティナさん(32) 本日の行動はすごく必要で、大切なことだと思っている。提出できてうれしい。

大江千束さん(58) 平成最後のバレンタインデー、忘れようのない日になる。

小川葉子さん(55) 全国で提訴している。みんなで頑張っていきたい。

HIV陽性者の佐藤郁夫さん(59) パートナーは(顔出しできないため)今、この場にいません。まだまだ差別偏見が多いので、多くの人たちが自由に生きられる社会になるよう頑張っていきたい。

大学生1人と高校生2人の子供がいる小野春さん(40代) 今始まるんだな、と思いました。(原告団)みんなと頑張っていきたい。

弁護団の寺原真希子弁護士は「必ず(現状が)憲法違反という判決を勝ち取りたい」と決意を示した。前園進也弁護士は「最高裁までいくと5年くらいかかる可能性もある」と長期戦も見据えている。弁護団によると、同性婚が可能な国は、世界で25カ国あるという。