囲碁の井山裕太五冠(29)が囲碁の世界一決定戦の準決勝で、世界2強の一角と目される中国の柯潔(カ・ケツ)九段(21)に敗れ、悲願の国際棋戦初Vはお預けとなった。

17年の第1回は、参加4棋士(AI代表のDeepZenGoも含む)中4位。昨年の第2回は決勝に進出したものの、韓国の朴廷桓(パク・ジョンファン)九段(26)に128手までで投了し連覇を許した。3度目の正直にかけた第3回では、18日の1回戦で中国の江維傑(コウ・イケツ=27)九段に中押し勝ち。柯九段には、18年2月の第22回LG杯朝鮮日報棋王戦準決勝で勝っていたが、公式戦では1年ぶりとなる対局で屈した。