2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は27日、暑さ対策の検討状況を発表し、一定条件下で観客のペットボトルの持ち込みを検討していることを明かした。

これまでは安全対策の観点から禁止されており、持ち込みが認められれば、大会初となる。大会関係者は「暑さ対策の1つのポイント。手元に水分があることが医学的にも最も大事。湿度を考えると、日本では特に暑さ対策が必要」と必要性を強調した。警備やスポンサーの兼ね合いもあり、慎重に協議していく。ペットボトルのほか、水筒や日傘の会場持ち込みも検討していると明かした。

また27日から、大会公式暑さ対策商品全34種を順次発売すると発表した。ポシェット付きハット(税別3900円)や水にぬらし首に巻くと冷却効果を感じられるアスコットタイ(税別1500円)などがある。