立憲民主党が比例代表に擁立した著名人候補は、軒並み落選した。

かつて「タレント候補」は集票マシンへの期待から各党が擁立を競ったが、今回最も積極的だったのは立民。永田町関係者は「著名人という理由で票が増えるという認識は、変えないといけないのではないか」と指摘した。

立民の比例代表当選は8人。最大の目玉候補だった元「モーニング娘。」の市井紗耶香氏は次点の9位に泣いた。当選なら会見予定だったが、落選したため市井氏は対応しなかった。仮に繰り上げ当選が生じる場合には、最も近い場所にいる。「筆談ホステス」の斉藤里恵氏、アカペラグループ「RAG FAIR」の元メンバー奥村政佳氏も議席に届かなかった。

一方、ゲイであることを公表して東京・豊島区議として活動し、性的少数者(LGBT)が安心して暮らせる社会の実現を訴えた石川大我氏(45)は、初当選を果たした。