史上最年少プロ棋士、藤井聡太七段(17)が22日、大阪市の関西将棋会館で指された第91期棋聖戦1次予選「ヘ」ブロック決勝で竹内雄悟五段(31)を70手で破り、2期連続の2次予選に進出した。

快勝した藤井は「お互い玉が薄い将棋でした。右から踏み込んでいったのが結果的にはよかったのだと思う」と振り返った。

対戦藤井戦5戦全敗となった竹内は「勝ちずらい将棋にしてしまった。(相手に)仕掛けられたところでは自信がなかったですね」と完敗を認めた。

棋聖戦で、渡辺明棋聖(35)への挑戦権を得るには、2次予選を勝ち抜き、シード棋士を含む16人による決勝トーナメントを勝ち抜くことが必要となる。

前期、藤井は同棋戦で2次予選決勝まで進出したが、久保利明九段(43)に敗れ、決勝トーナメント出場を逃した。「今期は決勝トーナメントを目標にしたい」とリベンジを誓った。