殿堂入りに相当するJRA顕彰馬の名馬「タイキシャトル」(牡25)と10年ジャパンカップ優勝馬「ローズキングダム」の2頭のたてがみの一部が9月15日に北海道日高町の牧場「ヴェルサイユファーム」で切り取られる被害にあった。

被害から2カ月以上が過ぎた17日、この日限定で約1000人が招かれて、会員限定の一般見学が行われた。

岩崎崇文社長(27)は「ファンの方々のおかげで馬がいるので、早めにした方が良い」と思い公開を決断した。事件後、2頭には監視カメラや、場所を移すなどして対策をし、この日も多くの人が目にした。

事件後、初公開となったが「喜んでもらって、牧場に人がいてなつかしいな」と喜んだ。今後の公開については未定だが、料金などを設定して、再発を防ぐとした。

来年にはカフェの設置など新たな企画を考えているようで、「もう前しか向いていません。日高町の1つの観光スポットになれればいいな」と話した。