ラーメンチェーン経営企業の株式会社幸楽苑ホールディングスが20日、都内で記者発表会を行い、働き方改革の第2弾として昨年に続き、年末年始の全店舗休業と、台風19号による被害を支えてくれたお客様に向け「幸楽苑復活記念!お客様感謝祭 中華そば10円企画」を実施すると発表した。

同社は昨年12月31日15時から19年1月1日を終日休業した。約2日間営業を休業にすると売り上げが2億円減少することから、新聞広告では「2億円事件」と題し、SNSで多くの人に普及され、社会に対して働き方について考えるきっかけとなった。

新井田昇代表取締役社長は「従業員の満足度がお客様満足につながると思う。いつも頑張ってくれている従業員の方々に、大切な人たちとゆっくり年末年始を過ごしてほしいから」と説明した。

今年は昨年より1時間早く12月31日14時をラストオーダーとし、さらに1時間働き方改革に努める。

また、台風19号の影響で福島県にある本社社屋、工業が浸水で被災し、食材供給ができなくなり全体の3割にあたる約150店舗が1カ月休業した。被災から復活した後、お客様から言われる「ごちそうさま」などの暖かい言葉で多くの従業員が救われたとし、11月29日、12月6日の2日間限定で、各店舗先着100人に通常440円の中華そばを10円で提供する「幸楽苑復活記念! お客様感謝祭」を実施する。

なお、101名以降のお客様にも次回から使える「中華そば無料券」を配布する無料券の配布枚数は新井田氏は「予想より多めに用意しているので、無くなることはないと思います」と語った。

イベントには21日より発売となる「平田牧場コラボWチャーシューめん」CMに起用されたモデルの千田絵民(23)も出席し、「幸楽苑史上最高額(880円)なので、ご褒美ラーメンとして食べたいですね」と語った。