北朝鮮による日本人拉致問題のさらなる世論喚起を目指し、映画「めぐみへの誓い」が製作されることになり13日、都内で会見が行われた。

拉致被害者の横田めぐみさんと、家族の苦悩を描いた舞台を10年から上演する中、映画化の話が進み、制作費はクラウドファンディングで約4850万円を集めた。最初に映画化を希望したのは、めぐみさんの父滋さん。舞台でも今回も滋さんを演じる俳優原田大二郎は「役が自分に近づいてくる時がある。公演初日から滋さんと一緒に動いてきた。立派な作品にすると約束する」と述べた。めぐみさん役の女優菜月(なつき)は「多くの感情をエネルギーに演じたい」。めぐみさんの母早紀江さんは、体調不良で会見を欠席した。来月撮影に入り、6月に完成予定。