新型コロナウイルスによる感染拡大を受け、都内の私立小学校では、一定期間休校する動きが出始めていることが27日、分かった。いずれも感染者は確認されておらず、感染を防ぐ予防策とみられる。

東京都豊島区の立教小学校は2月28日~3月6日までの約1週間、休校を決めた。担当者は「感染者は出ていない」と前置きした上で「児童への感染を防ぐために決めました」と説明。休校理由の1つに「約90%の児童が、電車など公共交通機関で通学している」とした。同校には717人の児童、49人の教職員がいる。教職員に関しても、基本的には登校しない方針としている。

また、東京都目黒区の目黒星美学園小学校は2月27日~3月6日までの休校を決めた。担当者によると、同校も感染者は確認していない。「半数以上の生徒が、電車やバスなどで通学している。感染が心配なので、前もって休校を決めた」と話している。同校には約700人が通学している。