大阪府の「大阪モデル」による自粛要請解除を受け、大阪市の映画館「大阪ステーションシティシネマ」が22日、営業を再開した。

平日の昼間ということもあってか、館内は閑散としていた。通常の10分の1以下という客足に、劇場スタッフの男性は「こんなロビーは見たことない」と話す。同館はアルコール消毒など基本的な感染対策に加え、外気を多く取り入れられるように劇場内の空調を基準以上に設定。上映の間隔を20分から40分にし、消毒作業を行う。座席も左右3席ずつ空けた。東京の映画館が再開されないことから新作の公開日は未定だが、営業の再開に「うれしいと思っている。感染を出さないようにできる限りのことをやっていく」と語った。