東京・築地の波除神社で平安時代の武将源為朝(ためとも)の鎧(よろい)姿の神符が厄よけ効果があるとして話題になっている。

神符は本来、毎年6月第1週に実施される厄よけの祭礼「つきじ獅子祭」で初穂料を納めた氏子に配られるが、今年は新型コロナウイルスの感染防止対策で、祭りは中止。このため、異例だが5月1日から1枚1000円で販売され、すでに80枚が売れた。疫病退散では大分の妖怪アマビエが人気だが、波除神社では「ここは九州じゃない。築地です。江戸時代の創建当時よりずっと守っていただいた為朝公に活躍していただきたい」と話している。