東京都では30日、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が解除されて初の週末を迎えた。東京・日本橋では4月8日から休業していた百貨店「日本橋三越本店」も全館で約1カ月半ぶりに営業を再開した。11時の開店前には多くの客が並んだ。
同店では9つある店舗入り口を4つに制限し、サーモグラフィーを設置し客の検温を実施。係員を増員した。体温37度5分以上の人の入店を断っている。また、マスクの着用も求め、未着用の客にはその場で1枚50円で購入してもらうという。担当者は「移動する従業員はマスクとフェースシールドを着用しています。ご案内所などではマスクをした上でアクリルパネルを設置して対応しています」と説明。「お客様の安心安全の確保が第一」とし、対策の準備が整ったことで営業再開に至ったという。
再開初日を迎え「待ち望んでくださったお客様がたくさんいるんだなとひしひしと感じた」と心境を明かした。
6月12日までは午後7時までの短縮営業が続く予定だが、「オンラインやデジタルツールを用いた、新しい生活様式に合わせた新しい百貨店のあり方を進めている。いまできることを最大限やりたい」と意気込みを語った。
政府は、移動の自粛要請について、6月1日からは、緊急事態宣言が続いた5都道県以外の往来は制限を設けず、同月19日以降は全国的な移動を認める。逆に5都道県との往来は同19日まで「慎重に」対応するように求めている。【佐藤成】


