東京都の小池百合子知事は3日、都議会本会議の一般質疑で答弁後、報道陣の取材に応じた。直近では、夜の街関係者らの感染が目立ち「これまで院内感染が多かったのが、だんだん夜の街関連に移ってきているという印象。印象だけでなく現実にそうなっていて、夜の街に対して、どのような感染拡大を防止するためのアプローチを打っていくのか、具体的に考えていきたい」と警戒した。

2日は、先月14日以来の30人越えとなる、34人の感染が確認された。「200人の頃から考えると、少ないとはいえ、まだ多いという感覚がある」。東京アラートの解除には感染状況を示す、3つの疫学的数値と、医療体制を示す4つのモニタリング指標を総合的に判断する必要があると認識を示した。

都は今月1日に、休業要請緩和のステップ2に移行したばかり。小池氏は「本当に早く納まって、納まるというか、このウイルスとの戦いというのは、本当にやっかいだなと改めて思う」。続けて「ステップ2で再開されたばかりの方々が、自信を持ってガイドラインを守っていただいて、早く『新しい日常』へと入っていただくように、ご協力をお願いしたい」と呼びかけた。