東京都で12日、新型コロナウイルスの感染者が新たに206人報告された。4日連続の200人台となった。

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東京の感染経路不明者数が増加傾向にあることに、東京都結核予防会の櫻山豊夫理事長は「市中感染がものすごく広がっているとは思わないが、広がりつつある。注意は必要だと思う」と話した。

櫻山氏は「（クラスターが確認されている夜の街の感染者は）家に帰ったり、昼間はレストランにも行く。そこで夜の街に関係がない人にも感染させてしまう。それが増えているという気がする」と話した。

新型コロナウイルスは、無症状患者も多いとされ「症状が無いまま、別の人に感染を広げていくことがある。気付かぬまま、倍々ゲームになっていく可能性があり、感染経路不明者の数が今後の対策の鍵を握る」と指摘した。その上で有効な予防の手だてがない間は「手洗いや、マスクを外さなければならない状況を避けるなど、少なくとも今年中は『新しい生活様式』の徹底が必要だ」と話した。