渋谷駅ハチ公前に新たな観光案内所が誕生する。一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメントは、新観光案内施設「SHIBU HACHI BOX(シブハチボックス)」を1日、オープンする。

施設は、スタッフによる観光案内だけでなく、近未来をモチーフにしたガイドがある。モニターに映し出されたアバターと会話をしながらコミュニケーションがとれる「AvaTalk」。眼鏡のような機械を装着し、その場にいない観光案内スタッフによる、仮想空間でのXR観光案内も体験できる。

渋谷区観光協会の小池ひろよ理事は「観光案内所の領域を超えるような立ち会い所になって欲しい」と話した。また、新型コロナウイルス感染予防の対策としては、入場者の検温や消毒を徹底して行うといい、警備員も配置し、体制を整えた。

営業時間は1日は午後2時から午後8時まで。通常は午前10時から午後8時までのオープンとなる。今後は公式キャラクター「shibuyaハートhachi(シブヤラブハチ)」グッズや「渋谷御守」など渋谷ならではのお土産も販売する予定だ。

シブハチボックスの登場以前は、通称「青ガエル」の東急5000系車両モニュメントが06年から設置されていた。待ち合わせ場所としても親しまれ、12年からは観光案内所としても機能していたが、今年の8月に秋田に移設された。渋谷開発が進む中、新たな待ち合わせスポットが、多くの人に愛されることが期待される。