「ペア碁俊英トーナメント」決勝が6日午前9時30分から、東京・飯田橋ホテルメトロポリタンエドモントで打たれた。5日の1回戦、準決勝を勝ち上がった黒番(先手)の上野梨紗初段(14)福岡航太朗初段(14)組と、白番の張心澄初段(14)渡辺寛大初段(18)組が対戦した。

上野は、上野愛咲美扇興杯・女流本因坊(19)の妹。福岡は、日本棋院東京本院の院生(プロ棋士養成機関)時代に最下級のEクラスから114連勝の記録を引っ提げ、昨年4月に13歳3カ月でプロ入りした期待のホープでもある。

対する張は、父親が張栩元名人、祖父は小林光一名誉名人、曽祖父は故木谷実九段と囲碁界に名を残す棋士一家の長女。2018年(平30)12月にデビューした関西棋院所属の渡辺と即席でペアを組んでいる。

このトーナメント、男女が交互に打つ方式の対局で、同所で開催された「松田昌士メモリアル第31回国際ペアアマチュア・ペア碁選手権大会」の特別併催イベント。10~20代の日本棋院と関西棋院所属の若手男女棋士8組が参加した。日本ペア碁協会の前理事長で今年5月に亡くなった、松田昌士(まさたけ)元JR東日本社長の功績をたたえ、今回限りで創設された。優勝賞金は50万円、準優勝20万円。

勝ったペアは同日午後1時30分から、上野愛咲美・芝野虎丸王座組と記念対局を行う。また、来年6月30日から7月4日に東京都内ほかで行われる「ペア碁ワールドカップ」への出場権を獲得する。

同時刻に同所では3位決定戦も始まった。こちらは、黒番が岩田紗絵加初段(23)藤井浩貴初段(18)組、白番が大須賀聖良初段(16)辻篤仁二段(18)組。