今夏の東京都議選の前哨戦で、対立が解けない小池百合子都知事と自民党都連の「代理戦争」となった東京都千代田区長選(31日投開票)は30日、最終日を迎えた。

小池氏は都民ファーストの会推薦の超側近、樋口高顕氏(38)と選挙カーで区内を回った。新型コロナウイルス対応で、昨年の自身の都知事選でも街頭に出なかった小池氏だが、今回は愛弟子をほぼ連日応援。最終演説では新型コロナ対応で都と区の連携が重要として「それが皆さまの命を守る」と、訴えた。

前回も小池VS自民の構図。小池氏支援の現職石川雅己氏が圧勝したが、マンション購入をめぐる優遇措置問題が浮上、今期で退く。区議会で石川氏を追及した自民推薦の早尾恭一氏(59)は体制刷新を強調。一方、応援に入った野田聖子幹事長代行は「厳しい戦い」と訴えた。小池氏と特に対立し自民都議引退後も影響力を保つドン内田茂氏は早尾氏との距離が指摘され、構図は前回より複雑だ。

会社役員五十嵐朝青氏(45)、会社員宮田朋輝氏(26)も出馬している。選挙結果は自民、小池都政の今後を左右し、衆院選の行方にも影響しそうだ。