丸川珠代五輪相は16日の閣議後会見で、海外観客受け入れ判断の方針決定をする国際オリンピック委員会(IOC)、東京五輪・パラリンピック組織委員会らとの5者協議の開催日程について「まだ決まっていません」と明かした。

海外観客の受け入れ判断メドとされる聖火リレーまであと10日を切った。「正直、申し上げて日程が行ったりきたりしておりまして。ギリギリに日程が決まるのではないかと思っています」と調整が続いていることを強調した。

また、菅政権が発足して半年が経過した。丸川氏は閣僚として政権への評価を聞かれると「総理から課題をわっとご指示いただき、(大臣)みんながむしゃらに走っている状況が数カ月、続いたと思います。それが1つずつ形になってきたというか、当初、立ち上がった時から比べると、だいぶ落ち着いてきた」とした。

菅首相の手腕については「ご自分がこういう政策をやるべきだ、というのをすごく持って政権をスタートされ、それを1つ1つ実現していくと。焦らない方だなというのが私の印象。必ずできるとの思いで、1つ1つ乗り越えていかれる」と話した。