フィットネスクラブを運営するRIZAP(ライザップ)グループは11日、21日からグループの全ての店舗スタッフ、従業員及び利用客などを対象に、医療機関の協力のもと、大規模な新型コロナウイルスのワクチンの職域接種を実施することを決定したと発表した。

政府から配布されるモデルナ社製ワクチンを東京、大阪、名古屋、福岡、仙台と5カ所のグループ拠点で、RIZAPブランドの全トレーナー、グループ会社の店舗スタッフ、利用客、その他グループの全ての従業員と家族及び取引先のうち、接種希望者に接種する。予定人数は1万人超とした。

RIZAPの広報担当者は「3回目の緊急事態宣言の発出、ならびに新型コロナウイルスの変異株の感染拡大など、いまだに予断を許さない状況下においてワクチン接種の早急対応が求められております。このような状況下、『職域接種』に関する政府方針の発表を受け、さらなるお客様の安全・安心を確保し続けていくために、新型コロナワクチンの大規模な職域接種の実施を決定いたしました」と決定に至った経緯を説明した。

その上で、今後の職域接種の予定について「この職域接種は、RIZAPブランドの全てのトレーナー・カウンセラーをはじめ、当社グループ会社の店舗スタッフへの接種を優先して実施し、その後、準備が整い次第、希望するお客様、その他の従業員およびその家族、お取引先様などを対象に広げて実施する予定です」とした。