TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送が15日、オンラインで共同記者会見を行い、全国47局のAMラジオ局のうち44局が2028年までにFMに移行すると発表した。

TBSラジオ入江清彦会長は「老朽化によりAM送信所の更新が難しい」と説明。また、すべてのAM局が災害対策などのためFMでもサイマル放送を始めていることから、「AMとFMの二重設備のコストが大きな負担になっている」とし「FMのランニングコストはAMに比べてかなり安価。FMに一本化できる制度を(総務省に)お願いしていた背景がある」と話した。

FM移行は国の政策ではなく「個々のラジオ社の経営判断で行われるもの」という。リスナー側のワイドFM受信機の普及など今後の課題を挙げ、「混乱を避けるため、今回ロードマップを示した」と説明した。