将棋の最年少2冠、藤井聡太王位・棋聖(18)が最上級のA級昇級を目指す第80期順位戦B級1組、久保利明九段(45)戦が6日午前10時、大阪市の関西将棋会館で始まった。ここまで藤井は同組で2勝1敗、久保は2敗。B級1組は実力者が名を連ね、「鬼の住処(すみか)」の異名を持つ。藤井は4日に最年少の18歳11カ月で棋聖のタイトルを初防衛を果たし、最年少九段に昇段した。中2日での対局となる。

先後は事前に決まっており、先手の藤井はいつものようにお茶を一口飲み、心を落ち着かせてから、2六歩と飛車先の歩を突いた。後手の久保は、3四歩と角道を開けた。久保は四間飛車に構えた。

久保は王将などタイトル通算7期を獲得する強豪。両者の対戦成績は過去5回あり、久保が3勝2敗と勝ち越している。

藤井は昨年度の前期B級2組を10連勝して昇級、前々期もC級1組で10連勝で昇級している。18年度の第77期のC級1組で近藤誠也七段(24)に敗れたのが唯一の黒星で、この期だけ昇級はならなかった。

B級1組は13人が所属。総当たりで戦い、上位2人がA級に昇級する。

順位戦は最上位のA級からC級2組までの5クラスに分かれて戦い、A級の優勝者が名人挑戦者となる。藤井が谷川浩司九段(59)が持つ名人獲得の史上最年少記録(21歳2カ月)を更新するには、今期のB級1組を1期で抜け、さらにA級1期目で挑戦権を獲得し、名人のタイトルを奪取する必要がある。

持ち時間は各6時間。6日夜には決着の見込み。