秋篠宮家の長女眞子さま(29)との結婚の調整が進む小室圭さん(29)が27日午後、米ニューヨークから成田空港に到着し、約3年ぶりに帰国した。長髪を後ろで結ぶヘアスタイル、スーツ、ノーネクタイ姿で飛行機を降りると、ゲートを抜けた出口で、テレビカメラやカメラを構えた約200人の報道陣を前に、深々と一礼した。空港関係者が厳戒態勢を徹底し、小室さんへの声かけ厳禁、飛行機の運行トラブルを避けることを理由にフラッシュ撮影も厳禁の、異例の措置がとられた。約30人の警備員に見守られながら通路を、報道陣らに向かって3度の会釈をしながら約50メートル進み、新型コロナウイルス対策の抗原検査を受ける会場に入った。言葉を発することはなかった。

小室さんにとっては、18年8月に留学のため渡米して以来の一時帰国。新型コロナ対策のため、2週間待機した後に眞子さまと約3年ぶりに再会し、結婚に向けた準備を進めるとみられる。

2人はともに30歳となる10月中に婚姻届を提出するとみられている。宮内庁は近く、結婚と関連する日程などを正式に発表するとされ、2人の記者会見なども検討している。眞子さまは婚姻届提出に伴って皇籍離脱し、渡米に向けてパスポートを取得する予定。小室家の金銭トラブルなどから国民の理解や納得を得られている状況とは程遠いことから、結婚関連儀式も執り行われず、眞子さまは1億数千万円の一時金を辞退する意向だ。

小室さんは今夏ニューヨーク州の弁護士試験を受けた。結果は12月中旬までに判明するが、すでに米法律事務所のニューヨークのオフィスに「Law Clerk(法務助手)」として勤務している。HPによるとこの事務所は、米国に5カ所の拠点があり、350人以上の弁護士が働いているという。合格すれば、この事務所で弁護士として働くとみられている。

小室さんは渡米以来、母親と、その元婚約者との金銭トラブルについて説明する文書を公表したほかは、ほとんど公に姿を見せず、沈黙を守ってきた。結婚という節目を迎えるにあたり、国民にどんな説明をするのか、言動が注目される。