東京・上野動物園は2日、双子のジャイアントパンダについて近況を報告した。雌のレイレイは室内で約20センチの段差を乗り越えたり、丸太にしがみついて登ろうとする行動がみられるようになってきた。雄のシャオシャオも動く範囲が広がり、2頭で元気にじゃれ合う姿もみられる。

また、これまでは母親シンシンがなめて排せつを促していたが、10月27日にレイレイが、11月1日にはシャオシャオが初めて自力で排便した。2頭とも健康状態は良好。1日=131日齢時点で、シャオシャオは体重8100グラム、レイレイは8150グラムと、ともに8キロを超え、体長も70センチを超えている。

同園はシンシンが1頭の世話をしている間、もう1頭は保育室で飼育管理してきたが、10月23日からは2頭を一緒にシンシンに預けている。シンシンは、落ち着いた様子で子どもたちの世話を続けている。非公開のエリアですごしているが、屋外にも短時間出るようになった。シンシンが屋外で食事をしている間、同園は子どもを保育室で管理し、身体検査や測定を行っている。