東京都の小池百合子知事(69)が22日、都が認証する就労に困難を抱える人の雇用に取り組む社会的企業「ソーシャルファーム」15事業者を紹介、表彰するイベントに出席し、会の冒頭で主催者としてあいさつをした。

この日は紺のピンストライプのスーツにそろいのスカート姿で紺のタートルネックにピンクのスカーフを合わせた。イベントの正式名称が「Tokyo Tokyoソーシャルファームフォーラム2021」だったが、最後の西暦表示について東京五輪で言い慣れていたためか「ニーゼロ、ニーゼ…イチ」と言い直すパプニングもあったが、終始落ち着いて約4分スピーチをした。

小池氏は「障がい者、ひとり親、ひきこもりなど困難に直面してきた方々の活躍される場を提供される場です。特にコロナ禍という大変厳しい経済状況が続く中でソーシャルファームを設立された方々のご尽力に心から感謝申し上げます」と、登壇した事業者の代表らに深々と頭を下げた。

小池氏は過度な疲労により10月27日から1週間入院し、その後自宅療養しながら、7日からはテレワークで公務もこなしていた。今月21日の全国知事会にオンラインで参加し、公務復帰していた。【寺沢卓】