年末の風物詩「現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が1日、都内で行われ、大リーグのエンゼルスでMVPの活躍を見せた大谷翔平投手(27)の偉業をたたえる「リアル二刀流/ショータイム」が「年間大賞」に選出された。

【2021流行語大賞】年間大賞はリアル二刀流/ショータイム/まとめ>

打者で46本塁打100打点、投手で9勝の鮮烈な活躍で、MLBからの表彰ラッシュを受けた大谷イヤーを象徴する受賞となった。この日の授賞式には欠席した。選考委員のやくみつる氏は表彰式後、日刊スポーツなどの取材に応じ「(年間大賞は)満場一致だった」と明かした。

「リアル二刀流」の言葉は、特に大谷が投打の活躍で日本ハムを日本一に導いた際にも多く使われたが、やく氏は「その時は、完成の域に達していないということでご辞退されていた経緯があった」とし「今回は受けていただいて、(主催者も)安堵(あんど)されていました」と話した。

またやく氏は“私見”として「リアル二刀流は今後も続いていくと思います。この賞の性質上、2年連続で選ばれるということはないですが、来年もさらに成績がアップして連続受賞となったらおもしろい。“持続可能(SDGs)な流行語”になれば」と期待した。