百貨店業界は初売り商戦に次いで、バレンタイン商戦に突入だ。東京・銀座の「松屋銀座」は6日、バレンタインチョコの内覧会を都内で行った。同社の今回のテーマは、「チョコレートの新発見」。新たな楽しみ方や魅力を紹介している。

いち押しは、「お酒とチョコのマリアージュ」というカテゴリーで、お酒に合うチョコレートを提案してきた。2月2日から14日まで8階イベントスクエアで開催される「GINZA バレンタインワールド」では、イートインBARを併設。銀座の2店舗のバーテンダーが日替わりで来場する。おつまみはもちろん、チョコ。

同社では外食自粛によるおうち時間(巣ごもり)の増加とともに、家飲み需要も増加したことに注目。実際、昨年12月の和洋酒の売り上げは前年比約130%となった。コロナ前の19年と比べても、約120%と好調に推移している。

一方、夜の営業となるバーでは、時短や酒類提供不可の期間が続き、厳しい状況だった。そこで今回、家飲みチョコの提案とともに、お膝元の応援の意味も込めて実施し、「大人の銀座」を演出する。

このほか、「日本の食材を新発見」として、ローカル食材を使用したチョコレートや海外ショコラティエが注目する日本の食材を生かしたチョコレートを展開する。「0・5手間チョコ」では、ちょっとした工夫を加えて楽しむチョコの提案もしている。

広さ約1000平方メートルのイベントスクエアでは、前回よりも1ブランド多い72ブランド(価格帯は261円~1万1232円)を販売。中には17点の松屋限定商品もある。前年比約140%の売り上げを目標としている。オンラインストアはすでに始まっており、2月6日午後5時間まで。