弘兼憲史さんの人気マンガ「島耕作」シリーズの最新作「相談役 島耕作」が、24日発売の連載誌「モーニング」(講談社)第13号で最終回を迎え、島耕作が相談役を務めた電機メーカー「テコット」を去った。同号の表紙には「島耕作、勇退。」と文字があった。

連載は、1983年(昭58)に「課長 島耕作」として連載スタート。92年からの「部長」ではワイン事業に着手したり、レコード会社に出向し、業績を上げた。02年「取締役」では東京と上海を往来。05年「常務」では東京、北京、上海と担当。06年「専務」では同業他社との経営統合を成功させた。これが認められ、08年には「社長」になっていた。13年には会長となり、政界や財界と関わるように。19年からの「相談役」では、新型コロナウイルスにも関わるなど、世相とともに歩んできた。

今回の連載の最後に次は「○○島耕作」? 書いてある。講談社では「3月24日発売号にご期待下さい」としている。【赤塚辰浩】