立憲民主党の蓮舫前代表代行、辻元清美前衆院議員が7日、東京・銀座で夏の参院選に向けて街頭演説を行った。蓮舫氏は東京選挙区(改選数6)で4選を目指し、辻元氏は比例代表に出馬する予定。

通り雨が強く降る中、蓮舫氏は、3年ぶりに新型コロナ対策による行動制限がないゴールデンウイークを迎えたことに触れた。演説の冒頭で「マスクの着用、ご不満、ご不便を強いる日々が続いている」と切り出し、「2年前、突然の思い付きで『アベノマスク』が配布されました。500億ですよ。私は国会の予算委員会で安倍(晋三元首相)さんに言いました。せめて最前線で命を守っている人たちにお金を渡すべきではないかと。払うのは皆さんの税金なんです。こういう愚策はもう2度とやってはいけない」と訴えた。

蓮舫氏からマイクを受け取った辻元氏は「私は衆議院の予算委員会におりました。参議院の予算委員会は蓮舫さん。私は今回落選してしまって舞台から消えていますけれども、私たち2人、相当力を合わせて頑張ってきたんです」と話した。辻元氏は続けて「皆さんの命や暮らしを守りたい。税金の無駄遣いを1円もさせたくない」と力を込めた。また、演説中、辻元氏が雨にぬれないよう傘をさしていた蓮舫氏について「1円の無駄遣いも許さない女です。でもケチではないんです。おごってくれることもあるんです」と語り、笑いを誘った。