小池百合子都知事(69)が8日、自身が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が国政進出を目指して設立した「ファーストの会」代表で、夏の参院選東京選挙区(改選数6)に立候補予定の荒木千陽氏(40)の選挙事務所開きに駆けつけた。

小池氏にとって荒木氏は衆院議員時代に約6年間、秘書を務めた愛弟子。抜群の知名度を誇る小池氏の全面支援が、国政初挑戦の荒木氏の追い風となる。事務所はJR中野駅前に位置し、小池氏を警護するSPが周辺を固める物々しさと、立ち止まる通行人と歩道の確保を要請するスタッフの声で、事務所前は一時騒然とし、早々から小池劇場の幕開けを予感させた。

小池氏の登場を目的に詰めかけた報道陣に対し「候補者は荒木でございます」と言い放ち、会場を沸かせた。続けて「肝っ玉は100人分。行動力と発信力がある」と荒木氏を激励し、小池氏の顔写真入りの必勝を期した為書き第1号に毛筆で署名した。

小池氏のエールを受けた荒木氏は「政治に必要なのはスピード感。しっかりと暴れて、みなさんのために、必ずや我が国のために日本のために役立ち、ご恩返しさせていただきたい」と決意を語った。

東京選挙区は全国屈指の激戦区で立憲民主党の蓮舫氏、公明党の竹谷とし子氏、共産党の山添拓氏、自民党の朝日健太郎氏の現職に、アイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーで自民党公認の生稲晃子氏、立民の松尾明弘氏、日本維新の会の海老沢由紀氏、れいわ新選組の依田花蓮氏ら新人が立候補を予定している。

主要政党の女性候補を軸とした「女たちの戦い」の様相で、現職の再選と、知名度が高く、自民党が全面バックアップする生稲氏が有力視されている。小池氏の選挙戦「出陣」によって、荒木氏が「女たちの戦い」に割って入ることができるか、注目を集めている。参院選は6月22日公示、7月10日投開票が有力となっている。【大上悟】