れいわ新選組の山本太郎代表(47)が20日、都内で会見し、夏の参院選東京選挙区(改選数6)から出馬することを表明した。昨年10月の衆院選で比例代表東京ブロックから出馬して国政復帰を果たし、知名度が高い山本氏の電撃参戦によって6議席を争う全国屈指の激戦区は、さらに混沌(こんとん)とした選挙戦になる。山本氏が東京選挙区から出馬表明し、すでに同選挙区から、れいわ公認で擁立を発表した依田花蓮氏は比例代表に回る。

4月15日の記者会見で議員辞職とくら替え出馬を表明した際に出馬する選挙区は明言しなかった。その一方ですでに東京、大阪、愛知、福岡選挙区で擁立した公認候補者の「差し替えは検討していない」(山本氏)としていたが「それはないと一蹴した覚えはありません。今のところと前置きした」と説明した。

東京選挙区には立憲民主党の蓮舫、公明党の竹谷とし子、共産党の山添拓、自民党の朝日健太郎の現職4氏に、元「おニャン子クラブ」のメンバーで自民党公認のタレント生稲晃子、日本維新の会の海老沢由紀、ファーストの会代表の荒木千陽ら主要政党が公認する新人各氏に加え、作家の乙武洋匡氏も無所属で出馬を表明した。参院選は6月22日公示、7月10日投開票の日程が有力となっている。