2日間ウオーキングでは19年まで日本最大の飯能新緑ツーデーマーチ(飯能市、朝日新聞社、日刊スポーツ新聞社ほか主催、三井住友信託銀行特別協賛、ダイドードリンコ協賛、ムーミン物語ほか後援)は29日、第20回大会最終日を迎え、精明方面など5~30キロの4コースに2870人が参加した。

2日間合計は6643人。コロナ禍で3年ぶりの実施となり、感染防止対策上、ステージイベント、飲食出店は行わず、名物の中学生ボランティアも出動できなかったが、開催を待ちわびたウオーカーが全国から参集した。

予想を超える反響に新井重治飯能市長(68)は「感染防止対策をして、ウオーキングに特化した大会にこれほど多くの方々に参加いただけるとは思っていなかった」と笑顔を見せた。同市長は今大会成功の理由として、飯能の名が全国に知られていた点と市民の「おもてなし」が認知されていた点を挙げた。そして、来年について、感染状況次第としながらも「コロナ対策に万全を期した上で、通常開催できればと思う」と熱っぽく話した。

同大会は2003年5月に1万755人の参加でスタート、2015~18年には4年連続で2万人超えとなった。19年は今回と同じ猛暑で2万人をわずかに割り込んだが、今年も根強い人気を見せ、ゴールしたウオーカーからは笑みがこぼれた。来年は5月27~28日の開催を予定している。