夏の参院選(22日公示、7月10日投開票が有力)で、自民党公認で比例代表に立候補を予定している漫画家の赤松健氏が12日、東京・秋葉原で街頭演説を行った。

赤松氏は、週刊少年マガジン(講談社)で「ラブひな」「魔法先生ネギま!」を連載していた。演説では「全国を回って政策や思いを伝えている中で、秋葉原に帰ってくると、ここはふるさとだと思う」と切り出した。赤松氏は「表現の自由を守る会」の最高顧問に就任しており「私が得意とするような萌え系のイラストは、世界に誇る文化だと思っている。ぜひこれを守っていきたい」と力説。漫画やアニメなどの創作物に対する、過度な表現規制に反対をした。また、21年に被害額が1兆円を超えた海賊版サイトの対策を訴えた。

赤松氏はこの日、東京・池袋のサンシャインシティで開かれた同人誌即売会「サンシャインクリエイション 2022 Summer」に参加。「地方の同人誌即売会などはコロナで壊滅状態になった。漫画界の新人養成所みたいなところなので、国のサポートで続けていかないといけない」と話した。