自民党の茂木敏充幹事長(66)が25日、日本維新の会の本拠地・大阪で街頭演説した。

大阪選挙区の自民党候補の応援に入った茂木氏は消費税減税について「野党のみなさん、維新もそうです。立憲民主も、共産もそうです。選挙が近づくと、必ず消費税を下げると年中行事のように始める」と批判した。

「野党の言うようにやったら社会保障の財源を3割カットしなければいけない」と訴え、物価高対策として「現実的で効果的な対策をする自民党がいいのか。非現実的で批判だけしている野党がいいのか。これを選んでいただく選挙だ」と声を張り上げた。

茂木氏は5月8日、大阪市内で街頭演説し、維新を創設した橋下徹氏を念頭に「創設者は(ウクライナ情勢をめぐり)ロシア寄りの発言を繰り返している。残念ながら維新の国会議員は何も言えない。身を切る改革ではなく、身内に甘い政党だ」と批判した。

これに対し日本維新の会の松井一郎代表は橋下氏は公人ではないとして「与党の幹事長が民間人の発言や言論を弾圧するのか。大自民党の幹事長が薄っぺらい」と反撃していた。

選挙戦で初の大阪入りとなった茂木氏だが、バトル第2ラウンドは抑え気味だった。