株式投資で30万円を1億円にした元サラリーマンのマル秘テクニックの「実践編」。今回は、大きなイベントのない今夏の狙い目です。
日本中央競馬会(JRA)のG1レースは宝塚記念を最後に秋のスプリンターズステークスまで、しばらくのお休みに入りました。大きなイベントは当面、お休みです。なぜかしら株式相場も似たような状況になります。企業が夏休みに入る関係もあるのか、秋まで大きな投資イベントが起こりにくくなるのです。
そんな中、超小型ですけれど注目している投資イベントが1つあります。それは東京ラヂエーターに関するものです。東京ラヂエーターの親会社であるマレリが経営危機にあり、簡易再生手続きを進めています。借金を減らす必要があるため、子会社である東京ラヂエーターの株式を売却するのではないかとうわさされているのです。
マレリは東京ラヂエーターの株式の約40%を保有しています。この株式を一括で売却するとなるとTOB(株式公開買い付け)が一般的です。できるだけ高値で売却したいでしょうから、競売で高値をつけた所に売ることになるでしょう。ですので、東京ラヂエーターの株式は高値でTOBされるかもという期待が出てきます。一番のリスクとしてはマレリが東京ラヂエーターの株式を売却せずに保有し続けることです。TOBの期待で株価が上昇しているので、それがなくなれば売られる可能性があります。
ただ有利子負債はなく、現金をかなり保有しているので、ほどほどで下げ止まるのではないかと推測しています。法律が微妙にからんでくるため上級者向けの投資と言えます。資金に余裕があれば、後学として買うのもありと思います。
◆夕凪(ゆうなぎ) 1967年(昭42)、新潟県生まれ。電気通信大卒。大手IT企業に勤めながら04年に30万円から始めた投資資金で億超えを達成。12年に退職し、専業投資家の道を選ぶ。「イベント投資」の名付け親。ツイッターのアカウント「夕凪」で投資情報を随時更新中。著書に「スタバ株は1月に買え!」(東洋経済新報社)。


